スタンスをテーマにした記事の連載がスタート丨STANCE.LAB LIBRARY Vol.0

スタンスをテーマにした記事の連載がスタート丨STANCE.LAB LIBRARY Vol.0

yukiyama

2023.12.15

yukiyama webではジャイロテクノロジーの協力の下、STANCERに関連する記事を毎月1本のペースで配信します。この連載では、スノーボードに欠かせない要素である『スタンス』にフォーカスし、スタンスからスノーボードの新しい楽しみ方をお伝えしていく予定です。第1回目は、STANCERを提供するジャイロテクノロジー代表の武藤さんに詳細を伺いました。

写真左:ジャイロテクノロジー代表 武藤さん、写真右:ユキヤマ代表 岡本

スタンスという切り口で新しい楽しみ方を提案

───スノーボード全体の中で、スタンスはどういう位置づけだとお考えでしょうか?

昔はそこまで大事なものではなかったと思っています。スノーボードはサーフィンから来ているものですが、サーフィンはフリーフットなのに対して、スノーボードは足が固定されています。なので、スタンスは体のサイズに基づいて正しい位置に設定されることが望ましいのですが、スノーボーダーの特性上、自分たちの好きなスタイルで乗ることがかっこいいとされているので、主観に基づいた設定が主流になっています。これは悪いことではなく、スノーボードのいいところでもあるんですが、自分の最適なスタンス幅の基準を理解した上で、オリジナリティを出していくというのもアリだと思います。STANCERはその基準を知るためのお手伝いをするサービスです。

STANCERで計測を行うライダー

───武藤さんはスノーボード全体の中で、スタンスをどう捉えているのでしょうか?

スタンスは料理で例えると、調味料みたいなものだと思います。調味料で料理の味が変わりますよね。同じようにスタンスを変えることで楽しみ方が変わったり、滑りの雰囲気が変わったりすると思っています。この連載を機会にスタンスについて考えてもらって、スタンスという切り口で色々なスノーボードの楽しみ方があることを伝えたいです。

計測は足を乗せて可動域を測り、そのデータに基づいて結果が出力される

これから始まるSTANCE.LAB LIBRARYについて

───具体的にどのような記事の連載をイメージしていますか?

スタンスの角度や幅をただお知らせするのではなくて、滑り手がスタンスに対してどういう概念を持っていて、どういう考え方でそのセッティングになっているのかを噛み砕いた内容の連載をイメージしています。また、特定のジャンルだけにフォーカスするのではなく、グラトリ、フリーライド、カービング、パーク&ハーフパイプなど、様々なジャンルのライダーに登場してもらう予定です。

様々なライダーのスタンスについての話を連載していく

───なるほど、それがSTANCE.LAB LIBRARYということですね

そうです。特に「異なるジャンルのライダーたちがどのようにスタンスを決めているか」という考え方の部分に注目したいと思っています。モデルにしたいライダーの滑りを基準にして、そこからスタンスを考えてもらう際に、このSTANCE.LAB LIBRARYの記事が役に立つと嬉しいです。

ライダーはSTANCERの結果を基準にしている

───中・上級者以外の初心者にとってもスタンスは重要なものでしょうか?

重要です。右利きだからレギュラー、左利きだからグーフィーというような決め方だと体の特徴に基づいたものではないので、それが上達を遅らせている可能性があります。楽に立てて、安心できるポジションなのかどうかはすごく重要なポイントです。ほとんどスノーボードをやったことがなくて、グーフィーなのかレギュラーなのか分からない人にこそ、一度STANCERをやってみてもらいたいですね。この連載を読んで興味を持ってもらえると嬉しいです。

次回以降、様々なジャンルのライダーのスタンスにまつわる話を特集します。ぜひご覧ください。