小学生以下は滑り放題!NSDキッズプログラムを使ってお得に家族でスキー場に行こう┃プロスノーボーダー田中幸の楽しみ方

小学生以下は滑り放題!NSDキッズプログラムを使ってお得に家族でスキー場に行こう┃プロスノーボーダー田中幸の楽しみ方

yukiyama

2024.02.28

NSDキッズプログラムは、ウェブからの事前の申込みと初回の1,500円を支払えば、小学生以下の子どもが12の提携スキー場でシーズン中滑り放題になるというプログラムです。プログラムの詳しいお話を、日本スキー場開発株式会社(以下:NSD)の荻野さんと家族でスノーボードを楽しむプロスノーボーダー田中幸さんに伺いました。

小学生以下が滑り放題のNSDキッズプログラム

取り組みの詳細をNSDの荻野さんに語ってきただきました。

取り組みの背景と期待

NSDキッズプログラムは、提携している全国の12のスキー場で子どもたちが無料でスキー・スノーボードを楽しめる取り組みです。この取り組みの背景には、1990年代からウィンタースポーツ参加者数の減少が続いているという現状があり、コロナ禍では280万人まで減少しました。コロナの影響だけではなく、少子高齢化、経済的ハードルの上昇、都心でのレジャーの多様化、そして気候変動による雪不足など、直面する課題は多いです。

そうした状況に対抗するべく、子どもたちのチケットを無料にすることで、スキー・スノーボードを楽しむ機会のハードルを下げたいと思っています。未来のウィンタースポーツプレイヤーの育成をしていかなければ、プレーヤーはどんどん減少してしまいますよね。将来的には、キッズプログラムを使って滑った子どもたちが大人になって、自分の子どもをスキー場に連れて行くというところまでの循環を期待しています。

※写真は今年度、来シーズン変更の可能性あり

子どもと大人が楽しめる4つの取り組み

NSDキッズプログラムの中で4つ大きな取り組みがあるのでご紹介させてください。

ポケモンデザインのリフト券の提供

ポケモンがデザインされたリフト券を提供することで、少しでも子どもたちが気分良くスキー場に向かえるような仕掛けを考えています。限定生産ではありますが、ポケモンデザインのキッズボードを販売しており、そちらも好評です。

用具の通年レンタル

2つ目はレンタル用具の貸出です。子どもたちは成長が早く、一年ごとにブーツのサイズが変わることもあります。しかし、その都度新しい用具を購入するのは経済的に難しいですよね。そこで、私たちはシーズンレンタルという形でスキー用具を貸し出すサービスを行っています。これにより、子どもたちは1シーズンを通して、慣れ親しんだ用具を使い続けることができるので結果的に上達が早くなります。レンタル用具にもポケモンのデザインを取り入れたりしているので、デザインで興味を持たせて子どもたちが前向きに取り組めるキッカケを作ろうとしています。

子どもの成長を感じられるイベント

3つ目は、初めて大会に参加する子どもたちを対象にした大会の主催です。大会というほど格式の高いイベントではなく、子どもたちが一人ずつ斜面を滑り下りる発表会のようなイベントです。親御さんがその場で子どもの成長を目の当たりにして、感動する瞬間が、このNSDプログラムの魅力の一つです。子どもの成長を見て感動するまでの大きな循環を作りたいと思っています。

元オリンピック選手を招いた滑ろう会

「スキー場という非日常体験を提供すること」を大切にしています。例えば、「滑ろう会」では、NSDと契約している元オリンピック選手と一緒にスキーを楽しむことができます。このような体験は、子どもたちにとって技術的に大きな成長の機会となり、スクール以上に効果的です。初対面の子ども同士で滑ると、子どもたちは自然と頑張って大きく成長します。また、オリンピアンと滑れると大人も喜んでくださるので、子どもたちだけでなく、大人にもメリットを感じてもらえていると思います。

NSDキッズプログラムの成果

この取り組みのおかげで、コロナ禍で減少した子どもの数が回復し、昨年は10万人を超えました。また、このプログラムはNSDのスキー場でやり始めた取り組みでしたが、続けていくうちに周りのスキー場が興味をもってくださって、参画スキー場が増えていきました。「生涯のプレイヤーを作らないとまずい」という課題認識は一緒のようです。日本の雪山は世界的にも魅力的ですが、国内のプレーヤーが減ってしまっては文化として途絶えてしまいます。将来のプレイヤーを育て、ウィンタースポーツの活性化を目指していきたいですね。

プロスノーボーダー田中幸さんの楽しみ方

ここからはプロスノーボーダーの田中幸さんにNSDキッズプログラムについて語っていただきました。

わたしは長野県の佐久市に住んでいて、小学3年生の長女、3歳と1歳10ヶ月の3人の子どもがいます。家族5人でスキー場に行くとなると、わたしのようにスノーボードに慣れた人間でも移動面や費用面に大変さを感じていて、NSDキッズプログラムのお話を聞いた時は、家計の負担が減ってすごくありがたい取り組みだなと率直に思いました。

プロスノーボーダー田中幸さん

NSDキッズプログラムの後押し

ママ向けのスノーボードのサークルを作って活動しているのですが、子育てが忙しすぎて、山に行こうという気持ちが薄れていったりします。でも、ママたちも自分の時間を楽しむことは大事だと思っていて、サークルでは毎週水曜日に朝2時間だけ滑るみたいなことをやったりしています。出産してすぐというのは、メンタル的にもしんどいので「育児より優先してスノーボードをしていいのか」みたいなことを思うこともあるのですが、NSDキッズプログラムのような取り組みがあると「楽しんでもいいんだよ」と後押ししてもらっているような気持ちになります。このプログラムのおかげで、ファミリーの垣根を越えて合同で滑りに行くことが気軽にできるようになって、新しいきっかけが生まれたので感謝しています。

ポケモンの大きい効果

ポケモンの効果は大きいです。例えば、わたしの娘でも「今日は気分じゃない」という日もあります。そんな中でも、ポケモンを見せると、行こうかなという気になりますし、3歳の子もお姉ちゃんの真似をしたがって付いてきたりします。これだけでもポケモン効果は絶大ですよね。

家計の負担の軽減

わたしの場合だと、3人の子どもがいるので、それぞれがリフト券を買うとなると家計の負担も大きくなります。NSDキッズプログラムは初回の1,500円を支払えばその後は提携スキー場がシーズン中滑り放題なので、素晴らしいですよね。しかも、初回のカードの引き換え後は、ICカードで引き換えなしでゲートを通れます。チケットを買うために子どもを待たせることもなくなったので、煩わしさからも開放された感じがします。※一部引き換えが必要なスキー場有り

年間、回数としては家族で5〜6回くらい行きますね。今、子供用のリフトチケットの平均価格が3,500円くらいらしいので、それが初回の1,500円だけで後は無料になるのはすごく大きいですよね。

実感する子どもの成長

今シーズン、小学2年生の長女の滑りが変わったと思っていて、栂池高原スキー場で滑った時には、その上達に驚きました、このNSDキッズプログラムを使い始めてから白馬のような大きいゲレンデにも頻繁に足を運ぶようになり、いろいろなスキー場で滑って様々な体験をさせてあげることの大切さをあらためて感じました。

栂池高原スキー場は斜面のバリエーションが豊富

滑らない日があっても損をしない

子どもってスキー場に行ったとしても滑らない日があったり、雪遊びだけで満足してしまう日もあるんですよ。そういう日に1日券を買ってたりすると「もったいないな」という気持ちになったりします。このNSDキッズプログラムがあれば、もしそうなったとしても損した気分にならないので、より気軽にスキー場にいけますよね。

雪遊びが楽しい日もある

田中幸さんから見たファミリースノーボードの魅力

大変だけど、すごく楽しいです。毎回やっぱり行ってよかったなって思うんですよね。

すごく疲れますけど、子どもって大きくなってくると家ではタブレットやテレビを見ている時間が多くなってきてコミュニケーションの時間が減ってきています。スキー場に行けば、スキー・スノーボードを通して子どもと向き合えますし、コミュニケーションの場として一番いいなと思っています。リフトの時間もスキー場に向かう道中の時間も全部素晴らしい時間ですよね。

リフトはコミュニケーションの大切な時間

もっとたくさんの人が使うサービスに

このプログラムを知らない人はまだ多いと思います。NSDキッズプログラムのことを知ったら絶対みなさん加入すると思うんですよね。なので、もっといろんな人に知っていただきたいと思います。今シーズンの応募は既に終わっていますが、事前にウェブから申し込めば煩雑な手続きなしで、使えるサービスなので来シーズンの応募が始まったら是非申し込んでいただきたいです。滑りに行くたびにママとして子どもたちからすごく勉強させてもらっているような気がしています。家族でウィンタースポーツをみんなで楽しみましょう。

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