
こんにちは!yukiyama-web編集部のニシイです。今回は「グリーンシーズンも楽しめるスキー場」を本州に絞って、各地方から厳選してご紹介します。
スキー場の多くは、実は初夏から秋にかけても魅力的なアクティビティや絶景を楽しめる場所に変わります。最近では夏季営業に力を入れているスキー場が増えており、冬とは違った楽しみ方ができます。ゴンドラやリフトで山頂からの眺めを楽しんだり、ジップラインなどのアドベンチャー、高山植物観察など、標高の高い立地を活かした楽しみ方がたくさん!それでは、早速エリア別に見ていきましょう!
東北地方
蔵王温泉スキー場(山形県)
見どころ
蔵王ロープウェイを利用した御釜へのトレッキングが人気!標高1,661mの地蔵山頂駅から、エメラルドグリーンの火口湖「御釜」まで約1時間のハイキングコースが整備されています。
アクティビティ
蔵王の夏といえば、まずは蔵王ロープウェイで標高1,661mまでの空中散歩が定番です。山頂駅からは御釜へのトレッキングが楽しめ、片道約1時間で火口湖にたどり着けます。また、温泉街での足湯巡りも人気で、硫黄の香り漂う温泉街をぶらぶら歩くのも格別。5月〜10月にはスーパースライダーも営業していて、高原の爽やかな風を切りながら滑り降りるスピード感は病みつきになるはず!
グリーンシーズン営業
- 営業期間(予定):5月下旬〜10月下旬(ロープウェイ)
- 料金:ロープウェイ往復 大人3,000円前後

温泉とセットで楽しめるのが蔵王の魅力。硫黄の香り漂う温泉街散策も忘れずに!
安比高原スキー場(岩手県)
見どころ
標高1,300mの前森山頂からは、岩手山や八幡平の絶景が広がります。
アクティビティ
安比高原の夏は、アクティビティが盛りだくさん!6月〜10月に運行するゴンドラ遊覧では、標高1,300mからの大パノラマを楽しめます。マウンテンバイクやe-Bikeレンタルで高原をサイクリングしたり、屋内プールなどのリゾート施設でゆったり過ごすこともできます。
グリーンシーズン営業
- 営業期間(予定):6月上旬〜11月上旬
- 遊覧ゴンドラ:大人2,200円、小学生1,100円

夏でも涼しい高原リゾートで、アクティブに過ごすのにぴったりです。
グランデコスノーリゾート(福島県)
見どころ
トレッキングコースが充実。ゴンドラで標高1,390mまで気軽にアクセスでき、山頂駅周辺では高山植物の観察も楽しめます。
アクティビティ
グランデコの魅力は、なんといっても裏磐梯の大自然!ゴンドラ山頂駅からは様々なトレッキングコースが整備されていて、初心者から上級者まで楽しめます。裏磐梯エリアには五色沼をはじめとする美しい湖沼群があり、エメラルドグリーンやコバルトブルーの神秘的な湖を巡る散策も人気です。デコ平湿原では木道を歩きながら、貴重な湿原植物を観察することもできます。
グリーンシーズン営業
- 営業期間:5月~11月頃(2025年はロープウェイ営業を秋頃開始予定)
- ゴンドラ料金:大人往復2,000円

デコ平湿原など、裏磐梯ならではの自然を満喫できるスポットです。
関東・甲信越地方
苗場スキー場(新潟県)
見どころ
日本最長5,481mの苗場ドラゴンドラで、紅葉シーズンには壮大な景色を楽しめます。夏は「フジロックフェスティバル」の会場としても有名!
アクティビティ
日本最長のゴンドラで、約25分間の空中散歩が楽しめます。特に紅葉シーズンは、眼下に広がる錦絵のような景色に圧倒されること間違いなし。夏はマウンテンバイクコースが整備され、爽快なダウンヒルが楽しめます。また、苗場サマーパークではアスレチックやトランポリンなど、家族で楽しめる施設も充実しています。
グリーンシーズン営業
- ドラゴンドラ営業:5月下旬〜11月上旬
- 料金:往復大人4,000円

毎年7月頃は「フジロックフェスティバル」で音楽とアウトドアが楽しめます。
かぐらスキー場(新潟県)
見どころ
なんと夏でもスキー・スノーボードが楽しめる!全長約1,100m、国内最大級のサマーゲレンデが魅力です。
アクティビティ
国内最大級のサマーゲレンデでスキー・スノーボードが楽しめるます。コブや10連ウェーブなど、本格的な練習も可能。秋には田代ロープウェーでエメラルドグリーンの田代湖や紅葉を楽しめます。
グリーンシーズン営業
- サマーゲレンデ:7月中旬〜9月下旬の土日祝
- 料金:1日券 大人4,500円、小学生以下無料(※2024年参考)

白馬八方尾根スキー場(長野県)
見どころ
八方アルペンラインで標高1,830mの八方池まで気軽にアクセス!北アルプスの絶景と高山植物が楽しめる、人気のトレッキングスポットです。
アクティビティ
八方アルペンライン(ゴンドラ+リフト)で一気に標高を上げて、天空のトレッキングが楽しめます。特に八方池は、鏡のような水面に白馬三山が映り込む絶景スポット。高山植物の宝庫でもあり、可憐な花々を観察しながらの散策も人気です。夏〜秋は黒菱スカイラインでのドライブも楽しめ、車でアクセスできるのも魅力的です。
グリーンシーズン営業
- 営業期間:5月下旬〜11月上旬
- 八方アルペンライン往復:大人3,400円

標高2,000m級の絶景を気軽に楽しめる、まさに天空の楽園です。
志賀高原スキー場(長野県)
見どころ
標高2,000m級の高原リゾートで、夏でも涼しく過ごせます。横手山スカイレーターやリフトがあるので山頂までの移動やしやすく、池巡りのトレッキングなどのコースがあります。
アクティビティ
横手山スカイレーターで標高2,307mの山頂へ。日本一高い場所にあるパン屋さんも有名です。大小様々な湖沼を巡るトレッキングでは、エメラルドグリーンの大沼池など、変化に富んだ景色を楽しめます。サイクリストには志賀高原ロングライドのコースがおすすめで、爽やかな高原の風を感じながら走れますよ。
グリーンシーズン営業
- 営業期間:6月〜10月
- 横手山スカイレーター往復:大人2,000円前後

草津温泉スキー場(群馬県)
見どころ
天狗山プレイゾーンでは、マウンテンカートやジップラインが体験可能。草津温泉街へのアクセスも良く、湯畑散策と組み合わせた観光が楽しめます。
アクティビティ
全長500m、最高時速70kmで駆け抜けるジップラインが大人気です。高さ10mの日本一のっぽなSKY SWINGでは、草津温泉街を一望しながらブランコ体験ができます。7月頃には新しくドッグランがオープンする予定です。もちろん、湯畑をはじめとする温泉街散策も外せません。
グリーンシーズン営業
- 営業期間:ウィンター営業終了後から11月上旬
- パルスゴンドラ往復:大人1,500円前後

中部地方
立山山麓スキー場(富山県)
見どころ
北陸エリアで夏に自然体験ができるスキー場として人気です。
アクティビティ
立山連峰の自然を満喫できるトレッキングコースが充実しています。ツアーも豊富に用意されており、初心者から上級者まで楽しめる内容となっています。また、スキー場の斜面を利用したマウンテンカート体験や、広大な敷地を活用したドローンパークなどトレッキング以外の楽しみ方も豊富に用意されています。
グリーンシーズン営業
- 営業期間:ウィンター営業終了後〜11月上旬

ひるがの高原スキー場(岐阜県)
見どころ
標高約1,000mに位置する「ひるがのピクニックガーデン」は、夏でも涼しく過ごせる高原リゾートとして人気。
アクティビティ
4人乗りの高原リフトで、標高1,000mの山頂へアクセス。眼下に広がる花畑や高原の風景を楽しみながらのんびりとした時間を過ごせます。また、山頂からの爽快なダウンヒルを楽しめるマウンテンバイクコースや、親子で楽しめる山頂バギー、ドッグランなど家族・友人同士・カップル問わず楽しめるアクティビティが多数あります。
グリーンシーズン営業
- 営業期間:7月中旬〜10月下旬
- ひるがのピクニックガーデン入園料:800円

関西地方
びわ湖バレイ(滋賀県)
見どころ
ロープウェイで標高1,100mの山頂へ。びわ湖テラスからの琵琶湖の絶景は圧巻!
アクティビティ
びわ湖テラスでは、空と湖が一体となった「青の世界」を堪能できます。全6コースのジップラインアドベンチャーは、琵琶湖を眺めながらの爽快な体験。スカイウォーカーやサマーランドのそり遊びも人気です。Café360では、360度の大パノラマを楽しみながらカフェタイムを過ごせます。
グリーンシーズン営業
- 営業期間:4月下旬〜11月上旬
- ロープウェイ往復:大人4,000円(びわ湖テラス込)

ハチ高原スキー場(兵庫県)
見どころ
夏は高原キャンプや車中泊用のRVパーク、マレットゴルフなどが楽しめます。※スキー場近辺を含む
アクティビティ
鉢伏山(標高1,221m)への登山では、山頂から日本海まで見渡せる絶景が待っています。登山の他に、スキー場の地形を利用したマレットゴルフやトレイルランなども楽しめます。関西(大阪など)から近いので、日帰りでも楽しめるのが魅力です。
グリーンシーズン営業
- 営業期間:5月〜10月
- 各種アクティビティは要問合せ

グリーンシーズンを楽しむためのアドバイス
行く日程が決まったら、まずは事前の準備が大切だと本記事をまとめていて感じました。夏山のトレッキングでもガイドツアーであれば予約が必要ですし、スキー場内でのキャンプも基本的に予約が必要なところが多かったです。ですので、行き当たりばったりにならぬよう、まずは施設やアクティビティの予約を済ましてしまいましょう!
さいごに
スキー場は冬だけのものじゃない!グリーンシーズンには、涼しい気候、絶景、多彩なアクティビティなど、冬とはまた違った魅力にあふれています。
特に最近は、各スキー場が夏季営業に力を入れていて、ジップラインやマウンテンバイク、展望カフェなど、新しい楽しみ方が続々と登場しています。温泉とセットで楽しめるスキー場も多いので、アクティビティで汗をかいた後は、ゆっくり温泉で疲れを癒すのもいいですね。
今年の夏は、冬に遊んだスキー場で、高原の爽やかな風を感じながら、特別な思い出を作ってみませんか?グリーンシーズンもスキー場をお楽しみください!