
梅雨らしい季節の今日のこの頃。
夏も営業するスキー場でもこの時期はお休みのことも多いです。
ゲレ食ロスを満たすことのできない日々、ゲレ食放浪記をよく見返しています。
そんな中、南会津の過去記事取材の合間に食べに行った通年営業の激やばゲレ食を思い出しました!
もはやゲレ食のおまけでゲレンデが存在しているようなスキー場、紹介せずにはいられません
それでは、第27回ゲレ食放浪記はじめますっ!(パチパチパチ
只見スキー場
只見スキー場は福島県只見町にある小さなスキー場。
豪雪地帯として知られる只見町。後ろには新潟県境の山々が広がります。

《只見スキー場:左手前斜面がゲレンデ》
ペアリフト1本、コース1本というシンプルさ。リフト1日券は平日1,550円、休日2,850円(2026年)と格安。
いかにもローカルスキー場という感じですが、ポテンシャルはめちゃくちゃ高いんです。
リフトには中間降り場があり、中間から下部は圧雪された幅広い緩斜面が広がります。
観光客らしき人影はほぼない。訪問日は地元の子供たちでにぎわっていました。

《ゲレンデベース部分:賑わっています!》
ゲレンデ上部は最大斜度33度の急斜面。
ローカルゲレンデの急斜面といえば非圧雪になるのが定番ですが、ここは半分圧雪半分非圧雪の贅沢仕様。

《リフトからの景色もすばらしい》
訪問日は上部エリア貸し切り状態!午前いっぱい好き放題楽しんできました♪

《ゲレンデ上部非圧雪エリア》

《ゲレンデ上部の圧雪エリア》
リフト乗り場の小屋には「ようこそ 大自然の小さなスキー場へ」の看板。
小さくても只見の雪は本物で、パウダーが溜まっているところを探せばそれなりに楽しめる。
この規模ならではの「ゆるさ」がある。誰も急いでいないし、並ばないし、爆音BGMもない。
雪と風と子供の声だけが聞こえるスキー場です。

《ようこそ。大自然の小さなスキー場へ》
天気が崩れるまで楽しんでいたらいい感じのランチタイムに。
実はこの日、滑ること以上に楽しみにしていたものがあります。
それでは食べに行きましょう!
レストランやまびこ
冒頭でスキー場がおまけだと言ってしまいましたが、本当にそうなのだ。
たぶんゲレンデ利用者よりもレストラン利用者のほうが多いです。

《レストランやまびこ》
それもそのはず。ここは通年営業している「地域の食堂」。
お昼休みのランチで食べにくる人もちらほら見えます。

《レストランの雰囲気》
内部は木製の落ち着いた雰囲気。
執筆していて気が付きましたが天井からランタンがぶら下がっている!?
なんとも味がある雰囲気。これがいいんです!

《調味料の充実具合もやばい》
ちなみにごはん大盛無料です。これは期待するしかないでしょ!
マトン丼
マトン!?
マトンってなんすか?って人、多いはず。
普段から羊肉を食べ慣れていないと聞きなれない単語。
羊肉でもよく聞く「ラム」は生後1年未満の仔羊肉を指しますが、「マトン」は成長した羊肉です。
そのため、コクがあり癖の強い味になります。つまり、私好みの肉です!!!

《マトン丼(大盛):1,350円》
しっかりと味付けされたマトン肉とキャベツをしっかり炒めて、丼にどっさりもりもり。
タレがしっかり絡んで、香りだけで米が無限にいけそうな勢いである。
ラムとは違う野生を感じるしっかりした脂と歯応えがすばらしい。

《飾らないこのビジュアルがたまらない》

《常時にっこにこである》
ゲレ食じゃなくても珍しいマトン丼をなぜ提供しているのでしょう。
牛豚鶏の焼き丼はよく見かけますが、「マトン丼」は完全に異色の存在です。
只見町は「羊肉」文化で羊肉を取り扱うお店が何店かあります。
只見でマトンが愛されるようになったのには、ちゃんとした歴史があります。
田子倉ダムの建設工事で大勢の作業員が集まった時代、地元の肉屋が安価でボリューミーなマトンを味付けして提供するようになり、それが地域に根付いたのだという。
きっと雪に閉ざされた山間で重労働をする作業員たちにとって、安くて満腹になれるマトンは何よりのスタミナ源だったのでしょう。
今では「只見で焼き肉といえばマトン」が当たり前になったらしい。
(参照:広報ただみ 2017年5月号 https://www.town.tadami.lg.jp/publicity/publicity/2017/001838.html)
そんなご当地料理が食べられるゲレ食、そそりますねぇ。

《味わい深い》
ゲレ食放浪をしてきた中でも印象に残っているこの逸品。
人は選ぶけど好きな人はドはまりします。ぜひ実食してみて欲しい。
カツカレー
しっかりがっつりのマトン丼だったので少し飲み物が欲しくなりました。
ってことで、飲み物枠のカツカレー!

《カツカレー(大盛):1,100円》
柔らかいカツががつんとのってボリューム満点!
ん・・・?なんか器に違和感ありますか?

《器を間違えていませんか》
いやまって、素でラーメンどんぶり盛りなんだけど?
大盛無料でこれはやりすぎでしょ。
揚げたてカツに手作りカレーでこれはお得感ばつぐんすぎる。
まさに飲む勢いで食べ尽くします。

《今時なら2,500円といわれても驚かないかも》
これ、カツなしなら800円ですよ?
しかもトッピングでチーズとかハバネロとか追加できるんですよ?
やばくないですか。

《カツもちゃんとしてます》

《美味しいので最後までいけちゃいます》
小さい平皿にみえますがまじで高校球児サイズな盛り。
心行くまで食べましょう。
トマトラーメン
実はここの必殺メニューはトマトラーメン。
地元只見産のトマト100%使用のトマトスープです。

《トマトラーメン(普通盛り):1,200円》
実は只見周辺は「南郷トマト」の産地で、昼夜の寒暖差を生かして育てられるトマトは福島初のブランドトマト。
糖度が高く身が引き締まっているのが特徴です。
そんなトマトがごろごろ入ったスープがとにかく旨い。
というか麺が見えなくて最初はトマトスープかと思うレベル。

《チーズはトッピングしました》
数々の調味料にプラスして、トマトラーメンにはバターとニンニクが小皿でついてきます。
これらを駆使しながら味変しつつ濃厚な味に仕上がっていく。一杯で何度も楽しめます。

《ちゃんと麺もあるよ》
さいごに
只見スキー場はアクセス難なローカルゲレンデですが、レストランやまびこがあることで私が何度も通う場所となっています。
数年後には新潟市との道路が開通し、ますます通う頻度があがりそうです。

《本日も食べ散らかしました》
福島の山奥、豪雪地帯の食堂へ。
皆さんも雪景色とマトンと地元の空気を全身に浴びに来てくださいね。
それじゃまた次のゲレ食で。ごちそうさまでしたっ!
本日のゲレ食レストラン
<レストランやまびこ>
利用時間/11:00~14:00 L.O.
場所/只見スキー場 ベース
公式HP/ https://tadamikousya.sakura.ne.jp/ski/
この記事を書いた人

えすぺゆき(北島裕也)
1986年生まれ、東京出身。Snow Scenes Creator。
X(旧:Twitter)┃Instagram丨YouTube
メディア出演、SNS活動、動画・写真撮影を通じて雪山やゲレンデの魅力を発信する人。ゲレンデ撮影(追い撮り)のスペシャリスト。雪上での映える撮影とゲレンデの美味しい食事(ゲレ食)をこよなく愛する。
