ぴっぷスキー場:にじますの親子丼【第24回えすぺゆきのゲレ食放浪記】

ぴっぷスキー場:にじますの親子丼【第24回えすぺゆきのゲレ食放浪記】

yukiyama

2026.03.10

2026年も春の気配、なんて言葉ですまされないレベルの暖気を感じる日々。

私は暑さから逃げるように北海道にいってきました。

北海道のローカルスキー場は平日にゲレ食を提供していないところも多く、ゲレ食禁断症状がでてきたので駆け込んだのが今回のスキー場。

ここは私が日本全国を巡る旅をはじめる前から大好きなゲレ食のある場所です!

2026年北海道の思い出に、本気で食べ尽くしてきました。

それでは、第24回ゲレ食放浪記はじめますっ!(パチパチパチ

ぴっぷスキー場


ぴっぷスキー場は、北海道上川郡比布町にあるスキー場。

旭川市街から車で約30分という好アクセスながら観光客で混雑することが少ない“知る人ぞ知る穴場ゲレンデ”。

大規模なスキー場ではありませんが初心者から上級者まで楽しめる全10コースをバランスよく揃え、特に中級斜面が充実。カービングが気持ちいい。

《センターハウスは清潔感があって良き》

《センターハウス前の斜面。ナイター営業も行っている》

《中斜面が豊富》

そして何より北海道・道北エリアならではの極上パウダースノーを楽しむことができます!
日本全国で暖気にやられた2月下旬でしたが雪質の良さは健在。
まだまだ冬の名残を感じさせる雪を楽しみました。

《深雪コースは少しハイクアップした先に》

《廃止されたリフト横からドロップできます。みんなには内緒だょ。》

そしてリフト券は北海道ローカル価格。
後述のゲレ食付き4時間券が3,600円。
隣接施設の日帰り入浴券付き一日券が3,800円。
訪問したのは土日で賑わっていましたが旭川近郊でこの価格でいいのだろうか。

《晴れているとゲレンデから旭川まで見える近さ》

今回はそんなスキー場にあるレストランで暴食していきます!

雪番屋

雪番屋はセンターハウスから少し離れたところ、第6リフト乗り場前にあります。

ゲレンデから見るとあまり目立たない外観ですが、実は地産地消を徹底している知る人ぞ知るお店。
メニューに並ぶのは、比布町産ニジマス、北海道エゾジカ、道産豚、どれも地元で獲れた・育った食材ばかりです。

《看板は道路側に向いているので初見だと迷うかも》

《メニューは6品だけですが1つ1つが必食級》

見ての通り値段が完全にバグってます。


安くて本格的で美味い・・・、もしかしてミニチュアサイズだったりしません?

そんな心配をさせないように一通り食べてきましたので紹介しますっ!

にじますの親子丼

まずは看板メニュー、にじますの親子丼!

スキー場の奥で養殖しているこれ以上ないほど地元産のニジマス。
丼にニジマスの漬け切り身をならべ、その上にニジマスのイクラがキラキラと輝く逸品。
これぞ親子丼の極みです。


《にじますの親子丼 900円》

《イクラのキラキラがすばらしい》

実は私にも苦手なものがあって生魚生肉系が苦手な食材です。
おそらくですが普通の方よりも美味しいと感じるハードルが数段高いです。

だけど、これは美味しく食べられる!
生魚系で私が美味しいと感じたゲレ食はまだ3店しか出会えていませんがここがその1つ。
ぜひ試してみてほしい。

で、驚くのはこの品はこれで終わりじゃないこと。
なんと汁がつきます!

しかもニジマスのあら汁!


《ニジマス系メニューにはあら汁が付いてきます》

あら汁の身は頭付近だったり中骨付近だったりランダム。

個人的にはこのアラについている身をほじくって食べるのも好き。

《ニジマスのあら汁》

この最強コンボがとにかくおすすめ。

ぴっぷに来たら必食です!

にじますのイクラ丼

私は生魚系が苦手なのですがイクラは好物です♪

雪番屋さんに最初に入店したのもイクラ丼があったから!

《にじますのイクラ丼 900円》

ニジマスはサケ科ではありますがよく知られている秋鮭と比べるとイクラは小粒でプリっとした食感。

実は比布町のニジマス養殖は40年以上前から行われていて、雪番屋を運営する『にじます工房』さんはこの道のパイオニア。
卵から成魚まで一貫して養殖を行っており、そのこだわりは並々ならぬものがあります。

そうやってスキー場の奥で養殖されたニジマスは新鮮なうちに加工され、そしてスキー場のゲレ食として提供される。
知れば知るほど、900円で食べていい品なの!?って思ってしまいます。

《光にあてるとキラキラがすごい》

《ご満悦》

何度も言います。必食です。

エゾジカ肉ハンバーグ

北海道のジビエといえばエゾジカ。

でも実際に食べたことある人は意外と少ないのでは?

こちらはそのエゾジカ肉を“まんま塊”にしたハンバーグです!

《エゾジカ肉ハンバーグ 1,000円》

エゾジカ肉は畜産肉と比べると赤身が多く脂肪が少ないのが特徴。

ハンバーグに過剰な味付けも一切なし!

ヘルシーできつくなく濃厚な肉の旨味が楽しめます。

《まさに肉塊》

体を動かした後だからこそ、パワフルな肉の旨味が身に染みる。

「ジビエって実はこんなに美味しいんだ!」と体感できること間違いなし。

《食ってみな。みなぎるぜ。》

エゾジカ肉カレー

エゾジカ肉メニューはもう1つあります。

定番のカレー!

正直、カレーにしてしまうとなんでも美味しくなってしまうのでジビエ感は少し減るかも。
(え?ここまでのメニューが強すぎた?)

筋っぽい部位のエゾジカ肉を煮込んでやわらかくほぐれる仕上がり。

そして見るからに手作り感あふれるカレー。そそります。

《エゾジカ肉カレー 900円》

冷静に考えてジビエカレーってこんな安いものだっけ。

《エゾジカ肉比率なかなか高いです》

北海道に生息するエゾジカは計画的に捕獲されており、その肉もジビエとして利用拡大する動きが広がっています。

ジビエというとクセが強いイメージがありますが、適切に処理し調理すれば臭みなく美味しく食べることができます。


高たんぱく・低脂肪・鉄分豊富という雪山民垂涎の優秀肉。ぜひ雪番屋で存分に味わってみてね。

道産豚しょうゆラーメン

ラストはスープ枠!しょうゆラーメン。

普通に旭川ラーメンかなぁと思って注文してみたら真っ黒いスープが出てきた!?

《道産豚しょうゆラーメン 900円》

富山ブラックラーメン系の塩辛いパンチ力ある味を想定してすすってみると、甘旨い!
確証はないけど体感としてはたまり醤油系のラーメンに近い感じ。

チャーシューもしっかりしていて食べ応えある。

なんだこれは、脇役じゃなかった。

《一口すすって思わずこの表情》

麺にもしっかりスープが絡みつき、本能が“無我夢中ですすれ”といってくる。

《麺をリフトアップしてここまでそそるゲレ食も珍しい》

《全力ですすらせていただきました!》

全メニュー隙のない完璧な布陣でした。

ご馳走様です。

さいごに

ぴっぷスキー場は私の大好きなスキー場の1つですがまだまだ知られていない。
今後もここで遊び食べ続けていきたいのでぜひ皆さんに遊びにきてもらって活気づいてもらいたいものです。

近年は道央(ニセコ方面)が混雑のため旭川エリアで北海道を楽しむ方が増えてきましたが、富良野・カムイにつづいてここもぜひ選択肢に入れてみてね。

今シーズンも食いを残さぬよう楽しみましょう。

それじゃまた次のゲレ食で。ごちそうさまでしたっ!

本日のゲレ食レストラン

<雪番屋>
利用時間/10:30〜15:00
場所/ぴっぷスキー場 第6リフト前
公式SNS/ https://x.com/nijimasu_pippu

この記事を書いた人

えすぺゆき(北島裕也)

1986年生まれ、東京出身。Snow Scenes Creator。

X(旧:Twitter)InstagramYouTube

メディア出演、SNS活動、動画・写真撮影を通じて雪山やゲレンデの魅力を発信する人。ゲレンデ撮影(追い撮り)のスペシャリスト。雪上での映える撮影とゲレンデの美味しい食事(ゲレ食)をこよなく愛する。